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2010年9月 9日 (木)

Haruki Murakami's "1Q84"

村上春樹を読んで、20年。
「1Q84」BOOK1、2を、この4月と5月にやっと読んだ。
(BOOK3はまだこれから)

本が売れないという時代に、驚異的な売れ行きであることも、納得。
とにかく、読むのを止められない。
次、次とページをめくってしまう。
所々読むスピードが加速しすぎるぐらい。

世界中でこれから大ベストセラーになっていくだろう。
今まで村上春樹を読んだことがなかった人も、
他の著作を読んでみて、いまいちの感触だった人も、
この本にはひきこまれるらしい。

20年ずっと読んできた私が感じた、今までの著作と比べて、
特に何が人を引きつけるのかという点に対する感触は、

  • 文体が研ぎ澄まされて、今まで通り厚みがありながらも、とても読みやすくなった。
  • 見過ごせない社会の問題が幾つも何層にも織り込まれていて、そのうちの幾つかが自分の身に突き刺さるものである。
  • 戦いに立ち向かおうとする主人公の一人が、今までの長編著作とは異なり、女性である。強靱な精神と肉体を持つ彼女の「冒険」と「戦闘」の姿が凛々しく鮮やかである。

あぁ、その魅力を挙げ始めるときりがない!
昨夜、寝る前に「考える人」という雑誌に掲載されている
「村上春樹ロング・インタビュー」を読んでいて、
改めて、「1Q84」が残した自分の中の余韻を呼び起こして
味わい直していた。

自分が所属している「システム」を疑ってみるということを始めると、
知的レベルでなら、まだ何とかなるが、
心・精神のレベルで疑い始めると自分自身の存在を問うことになり、
ぐらぐらと揺さぶられて足下が崩れそうになる。

私は幼稚園、小学校から大学まで、
教育というシステムの中でいつまでも消えない「違和感が残る体験」がある。
たとえば、小学校の時に、何ヶ月かに1回「班分け(はんわけ)」というものがあった。
まず班長が立候補し、教室の前に出て、自分の好きなクラスメートを
順番に一人ずつ「取っていく」。
1つの班は4人で、40人クラスなら10個の班ができる。
最初に10人の班長が名乗りを上げ、まずは1番仲良しの子を一人ずつ名指しし、
教室の前の自分の横に呼び寄せる。
10人の班長がそれを順に終えると、2番目に仲良しの子をまた一人ずつ呼ぶ。
「花いちもんめ」じゃないけど、なんて残酷なやり方やねんと今では思う。
最後の一人になる子がいる。
最近ケンカしたからと言って、いつもは同じ班になるのに外される子がいる。
1年間、同じクラスで共に過ごすんだから、
40人のいろいろな個性の子達全員とクラス活動が共にできるように
シャッフルして総当たりになるように教師が組んだらいいんじゃないか。
でも、この思い出の一番苦々しい部分は、自分がいつも班長になって、
「班取り」を何の疑問もなくやっていたという事実だ。
センセイ、あの「班分け」活動の教育的目的は何だったのですか?
なぜ私は、あんなことを毎回やったのでしょうか?

と、まあ、こんなエピソードは序の口で、
今でもありありと思い出す、「違和感」の数々。
家族、親、教師、学校、上司、会社、行政、政府、
いろんなシステムに対して、文句を言う術すら知らなかった優等生だった私。

振り返って、ごちゃごちゃの気持ちになる。
そして40歳で、1児の母親であり、職業的にも教師である
今の自分が、システム側にいてしまうという事実にとまどっている。

村上春樹を読むと「揺さぶられる」。

でも、その女性主人公「青豆」が鮮やかであるように、
「怒り」と「行動」がどこかに繋がるんじゃないかという希望を見せてくれる。

パラレル・ワールドのことについても書きたかったけど、
一旦ここでストップ。
(上記の内容を書くのに精神的に疲れた)

昨年5月に癌で他界した私の姉も村上春樹が大好きだった。
BOOK1と2を、5月の1回忌にお供えに持って行った。
姉はどんな感想を持っただろう。
BOOK3も近いうちに届けるね。

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