ブログ村ランキング↓クリックで投票してね♪(1日1回有効)

facebook いいね!

  • facebook いいね!

my twitter

  • my twitter

related items

my bookshelf

  • ブクログ

« my favorite books | トップページ | 表現者、石橋凌 »

2011年10月11日 (火)

グローバリズムは終わったねぇ・・・

「グローバリズムは終わったねぇ・・・」
と遠い目をしてつぶやく・・・。

唐突に失礼しました。
我が心の師匠、内田樹センセイからのお達しなので、ブログでやってみました。


先日、朝日カルチャーセンター中之島で、内田センセイと平川克美さんの対談があった。
確かその10日ほど前にTwitterで流れてきたこの情報を発見した。
用事もない日だ。
ダンナが家にいる日だったので、息子を見てもらうことも可能だ。
料金3500円ぐらいかかるけど、平川さんのお話も一度直接聞いてみたいし、
よし、数ヶ月ぶりにナマ内田センセイのお声を拝聴しに行こう!と決意。

平川克美さんはRadiodaysという音声コンテンツ配信サービスの会社をされていて、
Ustream映像で語っているのを何度か拝聴したことがある。(無料視聴あり!)
内田センセイと定期的に行っている対談「たぶん月刊『はなし半分』」などの一部が
音声だけじゃなく、動画で見られるのだ。
この方は文学から経済から何でも語るすごいマルチな人だ。
内田センセイもそうだけれど。
お二人は、学生時代からの友人だということ。
阿吽の呼吸というか、語りの間合いの絶妙さが会話からにじみ出ている。

あのやりとりをナマで見て聴けると思うと、ワクワク感上昇!
これは、あの感じに似てる。
ホラ、プロモーションビデオではまってたミュージシャンが地元でライブをしに来たから
見に行く、っていう興奮。

実際、最初に内田センセイをナマで見た、養老孟司さんとの対談もすごいグルーブを感じた。
終わった後冷めやらぬ興奮に「あ、これ昔よく行ったロックのライブと同じや」と思った。

そんなこんなで、今回の対談。
3.11後ということでであろう、「危機からの脱出」というタイトルが付けられていた。

[朝日カルチャーセンターの講座概要より転載]
---
未曾有の大震災に見舞われた日本。復興の行方を左右する政治世界はいまだに揺れ続けています。想定外の事実が次々と現れる原発事故についても後追いばかりの対処に追われ、未だ解決策も見いだせていません。この大きな危機以降、日本の政治、経済、社会、メディアはどのように変わったのか、変わらないのか。混沌の今、私たちは何を学び、何を考えればいいのか。そして、どう乗り越えて行くのか。成長神話の終末と時代の転換期を生き抜く知恵を語り合った対談「移行期的混乱」から1年。二人が再び語り合います。
---

そうだ、あの日から半年以上経過したけれど、たくさんの人達の生活や地域社会の経済の基盤が揺らぎ、メディアや食の流通など問題が山積みになっている。経済のことは私は苦手というかよく分からないけれど、お二人の考えを聞きたい、と中之島へ向かった。

実際のトークは、ぶっとんだ内容だった。・・・と思う。
少しでも興味のある方は是非ダウンロードして聴いてみてほしい。
Raiodaysの「たぶん月刊『はなし半分』」のサイトはこちら
350円かかるけど、対談の3500円の十分の一の値段だから、リーズナブルなもんじゃないか?
ロックコンサートだったら、5000円のライブがライブCDになったら、その値段は3000円とかするもんね。

さて、その内容のぶっとび具合が伝わるので、こちらの文章を紹介したい。

[Radiodaysサイト内の収録内容の紹介文より転載]
---
大阪朝日カルチャーセンターでの対談からの収録で、
タイトルは『危機からの脱出』。
例によって二人の会話は、縦横に過激に逸脱。
冒頭、平川が、経済成長はもうありません。それは戦後の高度経済成長がなんであったかを分析すればわかりきったことであり、これからは縮小均衡の時代だと言えば、内田が日本鎖国論で応酬。不安定な外的要因を最小化するというリスクヘッジが鎖国であり、廃県置藩と大政奉還という荒業を披露する。
議論の行き着いた先は、遠い目をして「グローバリズムは終わったね」と会場の聴衆も含めてご唱和(笑)。
言葉の遂行性についてのお話でした。
これまでのふたりの対談のなかでも、インパクトの強い、聞き逃せない収録です。
---

もう私は内田センセイの文章やお話をけっこうたくさん読んで聞いていると自負しているが、
その私から見ても確かに今回はインパクトが強かった。
ご友人同士だから忌憚なく語れるのだろうけど、今回はホント特に。

さっきグルーブ感をロックのライブに喩えたけれど、こちらの紹介でも「過激に逸脱」と書かれている。
まさにロックンロール。

個人的に特に感じるものが大きかったのが、「日本は対米従属をどうするか」という問題に関する話だった。
ちょっと対談の内容から離れるけど、私自身のこのテーマに対する考えをまず書く。

私は、そもそも原発の導入経緯がアメリカの核平和利用キャンペーンの一環で、
日本はメディアによる心理戦術によって、原発容認へと大きく傾いたのだと、3.11後に知った。

でも、私は在住外国人の生徒さんに日本語を教える日本語教師という職業をやってきて約10年、
生徒さんとの意見のやりとりを通して、3.11以前から既になんとなくそういう気づきはあった。
「日本はアメリカの属国」という言い方を聞くことがあるが、それはあるレベルにおいて事実だ、ということ。
メディアと政治のわけのわからなさについて疑問を持ち続けていたら、ある日謎が「溶け」始めた。

なんか話がおかしくないか、なんか話がよくわかんないぞ、という時は、
アメリカの利権が絡んでいるという見方をしてみると、「説明できる」ことが多いと気づき始めた。
ある生徒さんとそういうことを話してみると、あっさりと「そうだと思うよ」という答えが返ってきたりした。

日本の政治はアメリカの国益を重視する。アメリカの国益を損なう政策は採らない。
メディアはアメリカの国益に反する内容は報道しない。

こう書いたからと言って、私はそのことを真っ向批判しているわけではない。
長い歴史的な流れがあって今までこうなってきたのだ。
きれいごとを言っててもどこにも行かないし。
私自身、ハワイに留学してつまりはアメリカに住んでたわけだし、あちらの事情も他人ごとでもない気もするし。


ただ、中学・高校時代、クラスで話し合いをしなさいと時間を与えられた時のけだるさを感じたことがある人はいるだろうか。
あのけだるさは、なんだったのか。
「まあ議論してもさ、どうせ先生がOK出す路線は決まってるしさ、その線で結論出しとけばいいんじゃない、一生懸命議論するのばかばかしいわ」っていう感じではなかっただろうか。

もしかしたら私たちは自分で考えて決定することに徒労感を感じるクラスにいるのかな?
でも、決して無力な訳じゃない。
内田センセイを見てるとそう思う。

それで、対談の中で内田センセイが言った「グローバリズムは終わったねぇ・・・」について。
内田センセイいわく、「モノを買うとき世界中どこでも1円でも安い方を選べ」というのがグローバリズムだそうだ。
なるほど。平川さんの解説によると、グローバリズムとは、アメリカの経済学者から発信されたやや過激な思想じゃないか、と。
そして、内田センセイの「本来、成熟した消費者というのは、値段だけでモノを買ったりしなかった」とのお話が胸に刺さる。

私はものすごい貧乏を経験して、貧乏性が身にしみついてるから耳が痛い。
安いモノはありがたい。
でも、最近は、本当に好きなモノ、ときめくモノを手にしたいという思いも強くなってきた。

世界と経済と政治は、決して庶民の雲の上の話ではない。
私たちが今日どこで何をいくらで買うか、どう思いながら買うか、もしくは買わないか、
どんな仕事をして、どんなモノやサービスを生み出して日々を暮らしていくか、
ぜーんぶつながっていると思った。


長くなったので今日はこの辺で。

« my favorite books | トップページ | 表現者、石橋凌 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

社会」カテゴリの記事

コメント

うんうん。誰かの話を、それも共感できる人達の会話を聞くのは面白いよね。
私、「鎖国」という言葉にビビッときたよ(笑)。
私もそう思ってたから。複雑な事は分からないけれど、単純に考えて、私も国内を充実させないとダメじゃん、低コストに拘ってばかりいたら日本の良さがどんどん失われていくじゃん、と思ってた。
グローバリズムがいけないとか、そういうんじゃなくて。
自分がしっかりしてないと、上手く交流も出来ないと思うしね。
まずは、日本がしっかり自国の良さ・個性を認識して、それを維持発展させるべく努力をしないといけないよね。
でも、世の中を動かすような人達には鎖国なんて思ってる人は居ないから、私の考えは浅はかなのかもしれない。いや、いざとなれば外国に出国してしまえるような人が世の中を動かしているのかもね。
日本の良い所、どんどんなくなっていってるのがとても残念だと思うなぁ。

みかさん、いつもコメントありがとうございます。

今の状況の中で最優先するものは何か、良い点も良くない点もよーく考えた上で、どういうバランスで、ということが大きく変化している時なのだと思います。

私は外国人の生徒さんと日常的に接していて、日本人が意識してないような日本のことを褒めてもらうことがあり、はっとさせられます。(昨日のTweetにも書きましたが)
豊かな自然と文化と技術があり、安全で秩序がある・・・。
ありがたみを改めてかみしめたいと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: グローバリズムは終わったねぇ・・・:

« my favorite books | トップページ | 表現者、石橋凌 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

Links