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2012年1月 8日 (日)

こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」読了

近藤 麻理恵
サンマーク出版
発売日:2010-12-27


やっと、買ってちゃんと読んだ。
パラパラ立ち読みで終わらせなくて本当に良かった。

オコヅカイ微少の主婦である私は我が町の市立図書館を自分の「サテライト書斎」としている。
つまり、普段、本は極力買わないってこと。
そこで私は定期的に本屋に立ち読み、いや、もとい、「新刊チェック」に出かける。
パラパラとめくってざっと読み。
去年の秋頃か、この本は、「かなり買いたい本だ」と感じた。
でも、「買いたいけど1度は保留」が鉄則。
どうしても買いたい気持ちが本物なら、時間を置けば置くほど強くなるはず。

そうこうしているうちに、ふとした経緯でTwitterでサンマーク出版の編集長のタカトモさんをフォローすることになった。
そうすると、こんまりさんのテレビ出演情報を「明日ですよ!」「1時間後!」と知らせてくれるものだから、ビデオに録画して、ダンナに見せることもできた。

テレビでタレントさんのお片付けシーンや衣類のたたみ方実践を拝見して、辰巳渚さんの「『捨てる!』技術」に始まって、「断捨離」を経た「モノ減らし」が、ここまで発展してきたか、と感慨深い。

2011年は「ときめきお片付け」ブームとなり、本の売れない時代にこの書籍は100万部を突破したそうだ。
(100万部突破特設サイト)

年が明け、誕生日を迎えた私は自分への誕生日プレゼントのつもりで、新刊を2冊購入した。
その1冊がこれ。
すみずみまでしっかり読了~。

私、このテーマでは相当の数の本を読んできたし、実践もしてきたから言う。
これは、お片付けメソッドの最終形ではないだろうか、と思う。
(公式サイトはこちら。)

5歳から母親が定期購読していた主婦向け生活情報誌ESSEを読み込み、お片付けのことを考え実践し続けてきたというこんまりさん。
ホントに若い。
その若さと才能と笑顔のさわやかさと言ったら、「お片付け・収納」界の石川遼だ。

少し前のエントリーで、「法則はシンプルで数が少なく、汎用性が高ければ高いほど広く受け入れられやすい」、と書いた。
こんまりさんのメッセージは、まさしく当てはまる。
今までのお片付け本と一線を画すそのメッセージは、(本文を参照せずに私の中に残っているコトバで言うと)

「本当に心から好きなモノだけに囲まれて、片付いた環境で暮らしていると、人生が変わる」
「捨てるモノを判断するのではなく、残すモノを自分の研ぎ澄まされた感覚で判断する」

そうだ、私達は、高度成長期とバブル経済を経て、本当に自分にとって必要で大切で大好きなモノだけを身辺に置いておくことがとても難しい環境に置かれて久しい。
ありとあらゆる角度から、モノを売ろうする過剰な経済活動の洗脳シャワーを日々浴び、抗しがたい。

一方で、「モノを大事に。使えるモノを捨てるのは勿体ない」という美徳は多くの人の心に根づいている。
一世代、二世代前までの質素な時代には、揺るぎない真実・生活の知恵であったはず。
この美徳が世代を超えて体に染みついて、簡単に捨てることのできない人が大勢いる。
まだ使えそうなモノを捨てるなんて・・・という「勿体ない」気持ちは日本に独特の強いアミニズムにベースがあると思う。
アミニズムとは、「生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方」である。(Wikipediaより引用)

モノを捨て(られ)ないのに、どんどんモノを家に持ち込む。
人間がフィジカルに(=身体的に)管理し得る、取り扱い得る量をはるかに超える。
その存在があっても無いかの如く、しまいこまれる。
そして、また同じようなモノを家に持ち込む。

先日の辺境ラジオで内田樹センセイがおっしゃていたように、経済活動は今、フィジカルなレベルをとっくに離れ、「無限の欲求」をマーケットにする。
私達はそのことに意識的になった方がいい。
あ、この商品をほしいと思うのは、私の中の「不安」や「疚しさ」という「無限の欲求」をターゲットにされてるんだなぁ、と。

こうして狂ってしまって久しい私達の感覚を、自然な状態に戻すことこそがときめきお片付けの真髄なのじゃないかと私は思う。人間本来のフィジカルな欲求レベルに戻ること。
きっと、だから、こんまりさんが言うように、ときめきお片付けが出来るようになるとリバウンドしないんだ。

そのためには、私達の中にある強いアミニズムを正しく呼び起こすことが必要なんだ。
「執着を手放そう」と断捨離は仏教のコンセプトを使って、片付けがメンタルであることにスポットライトをあてた。
ときめきお片付けは、もう一歩進んで、私達日本人の心に最も深く根づいているアミニズムの感覚に訴えかける。

「モノにときめく」
「モノと向き合う」
「モノ1つ1つにちゃんと触ってあげる」
「タグを切って初めて、ウチの子になる」
「ハンガーを揺らしてみて嬉しそうにするモノは掛ける収納が最適」

こんまりさんのモノに対する視線、言葉遣いは心にストレートに響き、ホッとさせられる。

人間がモノに愛着を感じると、まるで生き物のように感じるのは本当に自然。
その同じ摂理の中で、そのモノと別れの時が来るのも、また自然。
その別れを自らが決断し、きちんと「今までありがとう」と言って区切りをつけることが大事なんだ。

例えば、うちの納戸。
いくらリビングを片付けても、気持ちよくならないのは納戸が淀んでいるから。
使わなくなったモノをとりあえず放り込んで飽和状態。
「この空間は淀んでる」という感覚ははっきり感じられる。
モノが眠っている、というこんまりさんの表現、すごくしっくり来た。
ウチで役割を終えたモノ達は出て行きたがっている。そう思えてきた。


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コメント

chihayaさん、オハヨー!
こんまりさんの本はメモしておくことがメッチャ多かった。
ときめきを基準に・・・なんてあいまいな~と思ったけど
『感覚』を研ぎ澄まさないと出来ないことなんだねぇ。

先日、本屋の店頭で門倉多仁亜さんの本を見つけて
ちょっと気になったから図書館で借りようとしたら
メッチャ予約でいっぱいでした;
タニアさんってずいぶん前から有名な方なんだよね?
全く知らんかったよ~(^^;)

今すぐ読みたい!衝動に駆られ、amazonで注文しちゃったわ。

YASUさん、やっほーぃ!
今年こそは納戸をやるわよ!!
いやー、ほんとに大切なことがいっぱい詰まった本だよね。

実はときめき感覚を研ぎ澄ますと「足るを知る」って事になるんだと思う。
きっと昔の人には普通のことだったんだろうなぁ。

タニアさん、本屋でちらっと見たことあるよ~。
この本も良さげだね。ジュル・・・あぁ、よだれが・・・。
次回本屋行くときチェックしてみるわん。

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