ベン・シャーン展 線の魔術師
1996年以来のベン・シャーンとの再会は何ともハードだった。
何度も泣いた。
ベン・シャーン展 線の魔術師 @伊丹市立美術館
ああ、わかった。
だから、こんなに惹かれていたのか。
と言うか私は本当に何にも分かってなかったのだという爽快な気づき。
ベン・シャーンの絵ににじむ力。
それは「決意」。
その謎を解く糸口が見え始めて、その投げられた石の作った波紋が私の中で広がっている。
今回のこの気づきの師となってくれたのは、詩人のアーサー・ビナードさん。
展覧会の関連企画として講演会が開かれた。
名越康文先生の「ナマで(=ライブで)経験できる機会がとても重要な意味を持つ」という教えに従い、お話を聞くことにした。
アーサー・ビナードさんのことはテレビで何度か拝見した程度で著作を読んでもいなかったんだけど、日本語教師の私としては来日して日本語を学んで日本語で詩を書くことを生業にするに至ったという経歴にとても惹かれた。
2時間以上にわたった熱い講演の全てを伝えることは難しい、というか私の頭が整理しきれてない。
とにかくこの本、だ。
「ここが家だ」 絵 ベン・シャーン 文 アーサー・ビナード
ベン・シャーンが第五福竜丸をテーマに描いていたシリーズとビナードさんの文章のコラボレーション。
子供も読める絵本。
1954年、ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験で被ばくした漁船の乗組員たちの話。
この1行にまとまる情報程度のことしか私は知らなかった。
乗組員たちはなぜペンタゴンに見つかって爆撃されず焼津まで帰り着くことができたのか。
その疑問さえ持たずにここまで生きてきた私。
「知ったつもりになる」ということの怖さをビナードさんに教えていただいた。
・・・
仕事に行く時間になってしまったので、続きはまた!
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